2013年 8月 の記事

キルギスまとめ

キルギス旅行まとめです


<期間>
7/5~7/17


<費用>
宿:4700ソム(9400円)
移動:4260ソム(8520円)
食事:3290ソム(6580円)
ビール:879ソム(1758円)

合計
14236ソム(28472円)

日平均
1095ソム(2190円)


<ほし>
治安
★★★★☆

物価
★★★★☆


★★☆☆☆

観光のしやすさ
★★☆☆☆

宿のレベル

★★★☆☆☆


<いった場所>

オシュ、ビシュケク、ナリン、タシュラバット、トクモク


二か国目キルギスです

まずは観光からまとめていきます


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オシュにあったキオスクみたいな


キルギスに入って文化がまるっきり変わりました

中国は漢字ですのでまぁ、頑張れば読めますが

今度はキリル文字です、全く訳が分かりません

P→Rの発音になったり

C→Sの発音になります

これならまだしも

Дとか、Бとか出て来られた日にはお手上げです(笑)

2chの顔文字でしか見たことありませ


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自然が豊かです

国土の7割は山に覆われています


日本ではあまり有名でない国ですが

欧米ではトレッキングやチャリダーの聖地的な

場所なのでしょう、特にフランス人にとっては


そう、キルギス含め中央アジアってフランス人だらけです(笑)


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オシュからビシュケクに向かう峠道です


どこを切りとっても絵になります

余りにもきれいなんで予定になかった

トレッキングでもする気になってきました


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タシュラバットっていう

キャラバンサライ(商隊宿)

があった場所です


ユルタに泊まってみました

標高3000m位でしょうか

夜はダウン羽織っていないと寒くて死にます


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ここは自家発電しかないので

夜10時には真っ暗になりました

お陰でこの満点の星空

ちょっとぼけてますが・・・


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馬に乗ってトレッキングです

馬に乗ってるからトレッキングとか

言わないのかな


往復6時間かけて峠まで行きました

内腿が擦れて痛いのなんのって


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ガイドがついていますが

帰りは一人で歩いて帰りました

峠道を初心者一人で歩かせるなんて

日本ならありえないですねー


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トクモクにある遺跡です


キルギスは文化を見るより

自然を見る国だと思います

でも、自然ばかりだと飽きるので

たまにこういうのがあるといいですね


次は食をピックアップします


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クムス


馬の乳を発酵させて酒にしたものです

流石遊牧民の国って感じです


同じ中央アジアでも

カザフ、ウズベクではあまり見なかったな

味は最高に不味いです

おなかにはいいそうです


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ビール


中央アジアに入って俄然ビールが美味くなりました

それだけ、中国のビールは酷かったんです

暑いってこともあって一日2杯は確実に飲んでました


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ラグマン


うどんみたいなのです

見た感じの味です

キルギスってか中央アジアの

代表料理です、9割のレストランには

これがあります


僕はあまり好きじゃないけど・・・


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サモサ


中身は肉と玉ねぎです

形は丸かったり四角かったり三角だったり

いろいろあるみたいです

これはうまいです

パン生地に肉まんの中身って感じで

しかも安くて、一個50円とかで買えます


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ソフトクリーム


これはキルギスに行ったらぜひ食べるべきです

まず安い、確かここで買ったのは20円です

遊牧民の国だからなのか、濃厚です

おやつによく食べてました


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人動販売機


道端によくあります

中央アジアでもこの販売形態を

見たのはキルギスだけです

しかも、全国展開してるので

経営会社は相当銭持ってるでしょう


もちろん全部飲みました

現地人もよく飲んでます

乳を発酵させたのと

おそらく麦を発酵させたの

(ともにノンアルコール)

あと、アイスティー

味はまずまずです


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ナン


僕らで言うパンですね

焼きたては美味しいですが、

基本的に硬いです

日本のパンのふっくら具合って

すげーなって思いました


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マンティー


餃子みたいなものです

中国から入ってきた料理みたいですね

これも、中央アジアの代表料理です

というか、中央アジアってそもそも料理の

レパートリーが少ないです

痩せた大地が多いんでしょうかね?


バザール見てても

野菜もそんなに種類があるわけじゃないです




総評


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物価が安いなーって感じました

中国も、カザフ、ウズベクも

そこそこします

その間に挟まれてキルギスは

いい感じに安いです

日平均2000円で過ごせました

インドとかに比べたら高いでしょうが

それでも2000円は破格だと思います

治安も全く危険は感じませんし、

みんな親切でいい人たちでした

ぼったくりもそこまで酷くなかったし

まぁ、一回スリに合いかけましたがね・・・


道もだいぶ整備されてて、移動しやすいです

中国の資本がだいぶ入ってるみたいですが、

まぁ、タクシーのおっちゃん達はそろって中国は

ダメだって言ってましたね、コンクリが薄くて

すぐ道がガタガタになるって


あと、キルギスと言ったら

誘拐婚が有名ですかね

有名ってのもなんですが・・・

一種の伝統みたいなものだと

国民が思っているみたいです


実際は伝統とか

全くそんなことないそうです

怖いですねー




はい、という事でキルギスほんと楽しかったす

というか、居心地いい感じでしたね

何があるってわけじゃないけど

食も人も自然もいい感じです

唯一遊牧民の文化に深く触れれなかった

事が残念ですが、まぁ次の機会としましょう

↑次ないかな・・・


あっ、あと日本は親日国にもっと目を向けるべきだと

僕は思いますがね、国民レベルはもちろん、政府も


先日読んだ記事で共感が個人の利益を

社会の利益に変えていくってのがあったから、ちょっとね

やっぱりグローバル化する世界の中で少しづつ共感の輪を

広めていく必要があるのかなとか思っただけです


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ウズベキスタンでサッカー観戦とかしてみる

ウズベキスタンの首都タシュケント


首都だけあって結構発展してる

そして、見るところがない

いや、あるにはあるんだけど・・・

見たいものがないと言ったほうが正しいな(笑)


ウズベキスタン滞在もあと4日となった頃

僕はついにやることがなくなった・・・


そう、8月12日にVISAが切れるし一旦日本に帰る!

一時帰国ってやつ!

帰るよー日本!!

寿司、ラーメン、牛丼、焼き鳥、えびす、、、

はぁはぁ(´Д`)はやくはやく

日本の食は素晴らしい、、、

(もう、日本にいるけどね、当時の気持ちはこんな感じ)


それは置いといて、一時帰国まで4日を残して

タシュケントに戻ってきた僕

ホントにやることがない


モスク見飽きたし

ミュージアムいっぱいあるけど興味ないし

独立広場とかバスの窓から見たし。。。


なんか暇つぶしできないかなとネットサーフィン中

「タシュケント B級スポット」とかってググってたら

アツいの見た!


ウズベクリーグ観戦(笑)

これはやばいべ!


問題はドンピシャで試合があるかどうかだ


宿の兄ちゃんに試合の日を確認してもらうと

・・・あった!!!!(笑)


しかもチャンピオンと2位の試合!

超ラッキー!


試合は3日後、帰国前日

さっそくチケットを買いに


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サッカーコート


日本で言うサポーターズシートがない・・・!


しかも、チケットは当日販売のみらしい

また出直すか


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ここから、サッカーの日まで

僕は腰を痛めたおかげもあって


宿とスーパーの往復

もちろん買うものはビール(笑)


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このビル

萌え~でしょぅ!?


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ビル萌えー


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やるやん、タシュケント


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これはバザールね


十分MOEだね、この感じ


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そんでサッカー当日


チケットゲットー!!!!

しかもVIP席

でも600円、安!


安いけどウズベキスタンでサッカーが

マイナースポーツな訳じゃないよ


 

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中々の人の入り


セリエAが何ぼのもんじゃ

スペインリーグがどうしたー

時代はウズベクリーグじゃ!!


うおー、たかまるうぅぅぅー(笑)


久々に興奮してます


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そして、試合開始です


1位 BUNYODKOR(ブニョドコール)

2位 PUXTAKOR(パフタコール)


ブニョドコールはガンバ大阪と対戦したことがあるみたいなこと

隣のおっちゃんが言ってった


3-2で勝っちゃったんだよねー照照って


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どうやら、向いの席がサポーターズシートのよう


なかなかの声援ぷり


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序盤ペースを掴めなかった王者ブニョドコールは

先制を許して

後半にジダンを投入するも

2-1で負けちゃいました


・・・ごめん、ジダン嘘

円形脱毛症だったもんで


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同日夜


るーさんこと・・・

うん


るーさんの誕生日をお祝いして、


そうそう、写真真ん中の髭の人がるーさん、

写真右髭の人ゆーこりんさん

実はこの二人とは知り合いで

これでばったり会うのが4回目(笑)


中央アジアってマイナーだし

ルートが限られるからって

4回は無いよね、さすがに・・・


まぁ、誕生日祝えてうれしいです

おめでとうございます!


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やることなかったタシュケント

宿だけは居心地よくて

この宿があったから4日間過ごせたと言っても過言じゃないな


そんで、一旦日本帰るよー


ウズベキスタンの空はどこまでも青かったなー


最後にクリック!

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だから、ティムールってだれやん

アッサローム、今日も暑いですね


暑いですが、ビザが8月12日で切れるので

それまでにウズベキスタンを出なきゃなりません

(といっても、1週間以上先ですが)


という事で、西へ西へ進んできましたが、

来た道をまたタシュケントまで戻ります


暑いですが・・・

頑張ります


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昼間の暑い時間にヌクス‐ウルゲンチ‐ブハラの砂漠区間を

移動するのはもうコリゴリなんで

夜行列車で移動することに


タシュケントまで行かずに一旦サマルカンドで下車予定です

ヌクスからサマルカンドまで20時間くらい


4人コンパートメントの寝台だと

クーラーついてた!


6人コンパートメントは蒸し風呂地獄(笑)


2時間遅れで出発


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サマルカンド到着


サマルカンド駅に停まってた高速列車

タシュケント‐サマルカンド間が2時間半(おそらく)らしい

普通列車は3時間半、バスは5時間


先日スペインで事故った列車と同系


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サマルカンドで降りたのは

近郊のまちシャフリサーブスへ行くため


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サマルカンド‐シャフリサーブスはシェアタクで2時間半

(片道20000スム)


この峠道はバスの運行が禁止されてる

だからシャフリサーブスまではシェアタクでしか行けない


峠道は中々綺麗

砂ばっかの道ばかり見てきたから新鮮(笑)

しかも標高2000mと高いので

そこそこ涼しい!


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シャフリサーブス到着


アクサライ宮殿跡

ここシャフリサーブスも世界遺産に登録されてる


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アクサライ宮殿に登らせてくれた

(ホントは登れないっぽい、ツアー客は登れないって怒られてた)


にしても暑い、、、

40度くらいでしょうか

風が痛いです


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ここ、シャフリサーブスはティムールが生まれた町として有名

アクサライ宮殿もティムールが建てたもの


この人物、ウズベキスタンの英雄らしい

因に、こないだウルグベク天文台跡地行ったでしょ

そこの天才物理学者ウルグベクのお父さん


ウルグベクは父ティムールをケツに向けて

カンチョウをかましたので殺されてしまいました・・・


ごめんなさい、嘘です


科学を愛したために殺されました

宗教が科学を凌駕する時代に生まれた

科学者の宿命です


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ティムールの銅像

後ろに見えるのがアクサライ宮殿跡


・・・もうティムールいいよね

ティムールについて話し発展させれんわ


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ということで、飯でも食いますか


馴染みシャシリク

肉の串焼きですー

レパートリーは羊、牛、鶏、豚


・・・豚?!!!!!!


いや、でもほんとにあるんです

イスラム教国なのに豚

さすがに値段は羊、牛より高いけど


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これが、プロフ


ウズベキスタンの伝統料理です

僕はあんまり好きじゃない

だって肉が少ないんだもん


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大量のスイカ


中央アジアはスイカの名産地

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宝石商

奥様方が群がっています


覗いてみたら高い高い

普通に10万とかした


さてさて、サマルカンドに戻るとしますか


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サマルカンドに戻ってきました


8月25日からあるコンサートのリハーサルが毎日行われてます


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8月11日のフライトまであと1週間

ウズベキスタンでやることがなくなりそうです・・・




サマルカンド滞在累計6日間

そんな居る必要ないよ、ここ

さて、明日は何しよう・・・


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中国ぶらぶら一ヶ月まとめ

ずっと書こうと思ってってやっと書く時間が出来ました

中国ぶらぶら一ヶ月まとめ


<期間>

6月8日~7月4日


<使用金額>

6136元(98000円)

(内)

宿泊:1043元(17000円)

移動:3100元(50000円)

観光:960元(15000円)

ビール:114元(1800円)


<ほし>

治安

★★★★☆

★★★☆☆

観光のしやすさ

★★★☆☆

物価

★★☆☆☆

宿のレベル

★★★★☆


<行った場所>

上海、昆明、大理、麗江、香格里拉、成都

西安、敦煌、トルファン、ウルムチ、カシュガル

初めの国にしては

なかなかハードだったんぁ

一ヶ月でよくここまで移動したよ

ほんとに


中国横断とか地図で書いてみるとすげーな

でもこんなんでも、30くらいある省のうち6省くらいしか回ってないからな・・・


にしても、中国

物価が高い!

スゲー安いイメージあったのに全然

いや、飯と宿はそこそこ安く済ませられるんだけど、

移動費と観光費がベラボーに高いね

まぁ、高いからあんまり観光てないんだけどね・・・


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いやーでも中国って面白いね

こんなにいろんな文化が混在してんだから


超開発された中国もあれば

僕らのイメージする4000年の歴史っぽい中国もあるし

全くイメージなしな中国も


こんな文化の移り変わり

短期旅行じゃ絶対みられない


もちろん自然も多彩

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氷河のある雪山もあれば、砂漠もある

あれま、こりゃスゲーな


南北に移動すると自然が移り変わり

東西に動くと文化が移り変わる


なんか素敵だな


もちろん、人も

僕らと同じ人間で

イメージなんかより

全然やさしい人が多い


バスも列車も思ったよりも充実してて

時間も結構正確!

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寝台バス

ホントに横になって移動する(笑)

汚いけど快適ですよ


いやーでも僕は中国もう行かないでいいや

いい面の中国も悪い面の中国ももう満足(笑)


あー後、ビールは不味いし

田舎のトイレとかは最悪だったなぁ


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今の僕に出来ること


鳥肌が立つくらい怖かった

それでも、ここまで来てよかった


死せる海、アラル海

たぶん、名前を聞いてそれがどこにあるのか

わからない人も多いと思う

それが、なんなんなのかわからない人も多いと思う

だから、書かないといけない

どれだけの人に伝わるかわからないけど、

それが、今の僕に出来ることだと思ってる


アラル海

カザフスタン西部とウズベキスタン西部にまたがる塩湖

(以下湖ですがアラル海を海と書いていきます)

今、この海は瀕死の状態にあって

20世紀最大の環境破壊なんて言われてる


今回僕はウズベキスタン側から

かつて、この海の港、保養所として栄えた

ムイナク(モイナク)という町を起点に

アラル海を見に行った


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ヌクスからのバスはムイナクのバスターミナルに到着

まぁ、ターミナルと呼ぶにはほど遠い場所だけれども

そこに停まっていたタクシーに乗り込み

船の墓場と呼ばれている場所を目指してもらう

10分ほど走り小高い丘になっているところでタクシーを降りる


↑モイナクのタクシー

かなり年期のはいった車が現役で走ってる


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タクシーを降りて少し歩くと一面の荒野が広がる

ここにかつて世界で4番目にでかい湖があった

面積は琵琶湖の100倍近くあったらしい

丘の麓には、船が横一列に並べられている


船の墓場

ここはそう呼ばれている場所である


ダウンロード

↑アラル海の水位現象の様子


この海の消滅は

1960年代ごろから始まる

旧ソ連時代に自然改造計画の一環として行われた

アラル海に流れ込むアムダリヤ川上流への運河の造設

そして、綿花栽培のための灌漑

(綿花の栽培は大量の水を必要とするらしい)

の影響で河川の水量が激減したのが原因らしい

当時は科学が自然を凌駕する、科学万能主義の時代だったこともあり

この計画のネガティブな面を十分吟味しなかったらしい


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その結果、水位はどんどん減少し

50年にも満たない歳月で海が死んだ


一夜にして数十メートル海岸線が引くこともあり

船は取り残され、今この場所で朽ちている


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GoogleMapでも水色で塗られているこの場所には

水のかけらも見つけられなかった


ホントに怖くなった

一人ぽつんと立つ僕の周りは

異様な空気が漂っていた


たくさんの人間が職を失い

たくさんの人が苦労した

それだけじゃなくて、たくさんの生物が死んで

気候まで変わってしまった


僕には、それがどれほどの悲劇か想像もつかない


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初めここに来る予定はなかった

日程に余裕が出そうだったから

行ってみるかって場所だった


それでも、ここはウズベキスタンで一番価値のある場所だと

僕は思う

まぁ、そういうのを薦める時点で僕がウズベクに来たのは

間違いだったと思う

古い歴史を見てもやはりいまいちピンとこないから


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風と自分が地面を踏みしめる音だけの世界

僕に何が出来るのか?

どうすれば、こんな惨事をもう起こさないように出来るのか?

僕はこの海から何を学べばよいのか?

これから人間はどういう生き方が出来るのか?

頭の中をぐちゃぐちゃにしながら僕はバスターミナルへ戻る


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↑バスターミナルへの道

ほとんど人は歩いてない


アラル海の消滅と

3.11で誘発された原発事故とが一本の線で繋がる

人間の営みによって消えた海

人間の技術の結晶によって住めなくなった土地


この海のことはもちろんそうだけど、

原発のこと(もちろん地震のことも含める)も

僕らは絶対に忘れちゃいけないと思った

お隣の中国や韓国と違って

僕らは過去に囚われず未来を見れる民族であるから

(もっとも過去に囚われてるは政府レベルで

国民なんてどっちでもいいと思ってるのかもしれんけど)

尚のこと忘れちゃいけない


僕はその当日日本にいなかった人間だから、

地震の恐ろしさも、当時の原発の恐怖も知らない

僕が日本に帰ると、みんな事細かにその時の状況や

生活、報道なんかを教えてくれた


3.11なんて言葉より、そのリアルを忘れちゃダメ


だからお願い、繋いでおいて、この事実を、あの時の体験を、

未来まで


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—–ウルゲンチからのアクセス—–

歩き方にタクシーシェアした方がいいなんて書いてあるけど

そんなのあてにしては行けませんね!

住民目線でのアクセス方法です


///ウルゲンチ-ヌクス///

10時発のヌクス行きのバスがあります

時刻表を確認しましたが、1日1便のようでした

スタジアム横のバスターミナル発

所要5時間です

乗り遅れたらバスターミナルの出口付近に

シェアタクが何台か停まっています

タクシーの場合2時間程度

30000スムで乗れました


///ヌクスの宿///

ヌクスの宿はジペク・ジョリに泊まりました

ユルタは10ドル

シングルは35ドルでしたが値切れば15ドルまで行けます

エアコン付きで快適です

///ヌクス-ムイナク///

バスが一日2便運航しています

ヌクスのバスターミナルから9時と12時です

日帰りをする場合、9時に乗らないと厳しいと思われます

ムイナク行きバス乗り場までは

バザール東にあるマルシュ乗り場から55番マルシュに乗って

終点下車すれば行くことができます

ジペク・ジョリからバス乗り場まで徒歩とマルシュ含め1時間

バス移動3.5時間


///ムイナク-アラル海(船の墓場)///

ムイナクのバスターミナルを降りると

タクシーが何台か停まっています

3000ソムでアラル海まで向かってくれます

往復交渉もおそらく可能だと思いますが

僕は帰りは歩きたかったので片道だけタクシー使いました

徒歩の場合1時間くらいかかります


///ムイナク-ヌクス///

ムイナクバスターミナルから

12時と15時にバスがあるようです

ホテルも街中に1件だけですがあります

もし15時のバスに乗り遅れた場合

コングラードまでのマルシュが頻発しているようなので、

コングラードまで行ってそこからヌクスへってのも可能かと思います

カラカルパクスタン共和国ってどこやねん

どうも、ウズベキスタンもだいぶ西に移動してきました

今日やっと、アラル海への起点となる町

カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスに到着です


そうそう、今回日程に余裕が出てきたので

ちょっくら20世紀最大の環境破壊と言われる

アラル海まで行ってみようかと思っているのです


・・・そこじゃないって?

そうすよね、そもそもカラカルパクスタン共和国ってどこやねん!って話ですよね(笑)


実際僕も最近まで知りませんでした(笑)

前回居たヒヴァの街でヌクスってカラカルパクスタン共和国だよって言われて

???ってなったくらいだし


全く何もわからなかったので僕のお師匠さんに

聞いたらわかりやすく説明してくれました


それをちょっと端折って書いておくと


カラカルパクスタン共和国

ウズベキスタンの国土の1/3を占める国連未承認国家

でも、ちゃんと独自の憲法を持っていて

カラカルパク語とウズベク語が国家語

民族の成り立ちから違うためカラカルパク人っていうんも存在している

首都はヌクス、まぁウズベキスタンに地方都市って感じの町

憲法を持っているとは書いたけど、それの憲法が

ウズベク憲法の枠を超えることは不可能

未承認国家であるのでもちろん、外交権も軍事力も有していない

「カラカルパクスタン」とは「黒い帽子を被る民族の国」の意味


そもそも、こんなんができたのもソ連時代の中央アジアの区画整理のため

それまで、中央アジアは国という意識より部族回帰の意識が強かったため

国境線ってのがあいまいだったらしい


そんな中、ソ連は区画整理と称して民族としてウズベク人、カザフ人とか

民族を分けたり、勝手に国境線を決めたりした


現代において、国、民族という意識は大前提にあるから

ソ連のお陰で近代国家の土台を整えることができた中央アジアだけど

その無理な整理のため、たとえばキルギスのオシュという町では

キルギス人の人口よりもウズベク人の人口の方が多くなっているという弊害も

出てきている


中央アジアの歴史はなかなか波乱万丈みたいだ


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首都ヌクス

今回の宿はジペク・ジョリ

初め40ドルの部屋しかないと言われたけど


粘って粘って15ドルでOKでた

エアコン付きで最高!!


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街並みは見事に旧ソ連的な建物が立ち並ぶ


市内で見るものは民族博物館くらい

ホントに何もない街


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ただ郊外に出ればカラと呼ばれる遺跡が点在ししている

ただ、全く整備されていないので

タクシーをチャーターしないと行くこと不可


このカラを見に行くこと

日本ではカラまわりなんて呼んでるらしい

僕は行ってないけど


↑はヌクスに向かう途中の幹線道路から見えたカラ


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することがないので、2時間かけてゆっくりビールをあける

でも、この時間が至福(笑)


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綺麗な夕日が拝めた


いつの間にか夕日の写真が30枚位撮ってった(笑)

見るものもないし

宿の近くに飯屋もないし

ホントにすることがない


でも、こういう時間も大切なんだなって思った

人もいないし、ホントにゆっくりできた


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スゲー色


綺麗はロシア語でクラッシッヴィーって言う

ハラショー(すごい、いいね)とクラッシッヴィー(きれい)

だけ喋れれば中央アジアは余裕で観光できる


いよいよ明日はアラル海


夕日を見ながら遠くの日本に思いを馳せる


僕のお師匠さん : Google先生


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中世の街並みとモノカルチャー

お疲れ様です、Tuckです

 

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砂漠です、はい



 

車で砂漠突っ切ってます



 

死にそうです

前回書いた、サマルカンドからブハラのバスの比じゃないです



 

今回は、むっさいウズベク人3人とシェアタクです

暑すぎて6時間の道のり一睡も出来ませんでした・・・

砂漠は過酷です

何℃あったかなんて考えたくないくらいくたくたになりました



 

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ようやくヒヴァに到着しました。



 

LALI OPAゲストハウス泊

ブハラで停まったホテルと提携してるみたいで

シェアタクは何も言わないでもここまで連れてってくれました

まぁ、まぁ普通の宿です



 

ヒヴァの街はいい感じですな


 

サマルカンドもブハラもまぁ良かったけど

城壁に囲まれてるって、このロマンわかります?



 

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翌日さっそく街歩き開始です



 

ホントにタイムスリップしたみたいになります

特に、人がいない早朝と夕暮れ過ぎは



 

サマルカンドにもブハラにもない独特の感じがあります



 

僕は想像力が乏しいので

サマルカンドとかブハラじゃ感じれない

”中世”ってのをここで初めて感じたかな



 

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いい感じでしょう?

いい感じでしょう?



 

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こいつに上ります



 

もう、建物の名前とかいらないよね

暑くて調べる気にならんのですわ、ごめんなさい



 

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上からの眺め



 

上々です

アラビアンってこんな感じなんでしょうか?



 

因に奥の方はトルクメニスタンです

国境はすぐそこです



 

ヒヴァは小さい街なんで一日かからないで観光出来ますね



 

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元気なこともたち



 

ウズベクに入ってからやたら

konnichiwaって話しかけられます



 

城壁の外に出てみました



 

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溝川で絨毯を洗うおかあさん達

と泳ぐ子供



 

きったねぇ


 

水が定量的に供給されてないんでしょうね

水汲みに来てる子供も結構いました



 

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手伝いをする子供たち



 

学校行ってないのかな?



 

ヒヴァに来て仕事してる子供増えたな

それでも、ウズベクてか中央アジアの識字率は80%越えらしいから



 

まだ、学校行く年じゃないのかな



 

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近くにいたおっちゃん達にこれ何?って聞いたら

綿花だって教えてくれました



 

あぁ、これが綿花ね



 

そう、何を隠そう、こいつがアラル海消滅の元凶



 

旧ソ連時代の地域分業生産体制でソ連解体後

ウズベクは綿花のモノカルチャー経済を強いられることになった

そして、綿花は生産に大量の水を使用するらしく

その影響がアラル海の消滅を招いた

(この辺については後日詳しく書こうと思ってます)



 

今でこそモノカルチャー経済から脱し

天然資源にも恵まれるウズベキスタンは

右肩上がりの経済成長をしている



 

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そして、その右肩上がりの経済性成長の担い手が彼ら



 

僕にここ一面は綿花畑だぞって教えてくれたウズベク人

スイカにメロンにウォッカまで頂いちゃいました

しかも昼間から



 

あんたらの仕事は?と聞くと

水道管の工事の仕事をしているそう



 

もちろん日本のことに興味津々でいろいろ聞いてきます

一人英語が少しできる人がいたのでその人を通して



 

俺らの仕事は日本だといくらもらえる?



 

何とも面白い質問ですな



 

月3000ドルくらいじゃないかな?



 

・・・!!!!!

fjemwio・・・(なにか喋ってる)



 

めっちゃ驚くおっちゃん達



 

結局2時間ほど談笑をしてバイバイ



 

ただね、日本で働いたら2時間も休憩出来ないよ

昼間からウォッカも飲めないよ



 

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おっちゃん達の仕事



 

水道管の工事・・・

こりゃだめだ(笑)



 

途上国が先進国の仲間入りをするには

きっと思っている以上に覚悟が必要だ



 

彼らは先の話で発展と何度も口にしていたけど

多分、”発展”したら、その昼間からウォッカを飲む時間は

なくなっちゃうんだよ、おっちゃん達



 

message ただただ、ありがとう そうすぐ、君の傍に



 

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街が世界遺産、ここだけはどうにかして欲しい


あっつい車内

がまんがまん

サマルカンドからブハラに移動してます


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景色はとこまで行っても同じ

草、木、土、電柱


地平線も良く見えらぁ


あちー


ぼくは暑いのが大の苦手で

腕を曲げた時に汗でべとってなるだけで

イライラしてしまいます、ベビーパウダーでも塗ろうかな


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ようやくブハラに到着です


ふぅ


マルシュルートカをつかまてさっそく旧市街へ

ブハラ旧市街は世界遺産に登録されています


なんでも、16世紀ごろ完成した街がそのまま

今日まで残ってるんだそう


↑なかなかいい感じの街の予感

サマルカンドが青ならこっちは土ですな

うむうむ


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でも、焦らず焦らず


灼熱地獄を移動してきて体力使ったし

(今後もっとつらい移動があるなんてこの時は知らななった・・・)

もう、午後も遅いので今日はゆっくりします


写真はシャシリクって言って中央アジアの料理です

まぁ、串焼きですわ

旨いっすけどね


とりあえず、シャシリク2本とビールでブハラ着を乾杯します


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翌日


ぶらぶら開始


と思ったらあたしのこと撮りなさいよって視線が・・・


こっちの子供シャイな子多いのに

だいぶSっ気が出てる(笑)


お兄さん将来が心配です


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そうそう、ウズベキスタン旅行者泣かせの一つに

”ATMがどこにもない”ってのがあるんだけど

全くその通りでキルギスにさえあったATMが全く見当たらない


何とも不便なとこです、はい

ほんとに中央アジアきっての観光大国なんて名乗ってよいのでしょうか?


事前に調べてた情報だと4星以上のホテルには

ATMとかあるらしいんだけど・・・


ここにきて街中で見つけました

僕らの味方VISAのマーク


手数料2%取られますが

ドル下ろせます!


場所

ラビハウズ前


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土産物屋


にしても連日暑い暑い

そろそろ嫌になってくる


こう暑いとビールが・・・


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土産物


やっぱり世界遺産にもなると観光客も増えるので

土産物屋というものが蔓延るようになる、あとぼったくりもね


いや、別にいいんだけどさ

それが世界遺産の宿命だろうし


ただ、どうしても許せないことがあるんですよ


安い飯屋が少い


僕なんて大した数の国行ってるわけじゃないから

ホントにそうかって言われると、微妙だけど

少なくとも、僕が見てきたとこは大体そうだったかなぁ


これね、結構きついっすよ

宿の近くに気軽に行ける飯屋ないとか

僕には耐えられない


ちょっと良さそうなレストランとか

汚いなりしたバックパッカーが一人で入って良いのか悪いのか?

まずそこから悩む、いつも

だから、いらん気疲れする(笑)


上のシャシリクだってバザールで食えば60~100円くらいで食えるのに

ちょっとお高さそうなとこはいると200円とかして


ウズベキスタンはそれが顕著な気がする

もっと安い飯屋増せ!!


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カラーン・ミナレット


こいつがブハラのシンボルですな

なかなかいい味出してますよ


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カラーン・モスクの中


誰もいない

ツアー客とか結構見かけるのに

モスクに入るとあんまり人みない


みんな何見てるの???


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ブハラの街なみ好きだよ

中世の綺麗な街並みが残ってる感じだし、

ラビハウズって池が街の中心にあるんだけど

夜になると(涼しくなると)池の周りに

人がいっぱい集まってきて談笑したり、遊んだり


あ、そういうのって昔から変わってないんだろうなぁって

思えたりして


でも、ブハラのとっておきはやっぱ↑(笑)


これね、前述したように安い飯屋が少ないから

探し歩いてたんですよ


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そしたらね、見つけちゃいましたよ


ビールバー!!


メニュー

サーバーから注がれるビールのみ!

もちろん1種類


超現地の人向けでしょこりゃ

めっちゃビール安いし


歩き回った後のビールは

言葉にできないね


小田和正もびっくりするくらい

言葉にできないよ、これ


ビール飲んでる親父たち

各自で持ってきたおつまみいっぱいくれるし

もう、幸せでした


あぁー、おれこの為にブハラ来た、きっと


遠い昔から続くビールロードシルクロードを

満喫した夜


BGM  小田和正 : 言葉にできない


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