【最 終 回】世界は変えられる、よね？

定期更新、これが最後になると思います。

今までご愛読して頂いた皆様

ホントにホントにありがとう

 

―――

 

サンフランシスコからの飛行機は

30分遅れで成田に到着した

 

長い長い10時間のフライトだった

 

あれだけ、後ろ髪引かれてた海外ではあったけど、

いざ目の前に日本を目にすると

日本への思いがどんどん強くなっていく

 

そんな精神状態で乗った機内での

10時間は果てのない長さだった

 

ただいま。

 

ターミナルに響く日本語にちょっと感動しつつ

無事日本入国を済ませた僕

 

ただいま。

 

空港には旧友が2人

僕の帰りを待っていた

 

わざわざ、ほんとにありがとう

 

よし、飲み、行くか

 

空港を出て車に乗り込み

向かった先は茨城県つくば市

友人が出してるビールバーがある

 

車の中は大学の頃と変わらない

たわいもない話で盛り上がってる

 

ほんと、ここはいつでもホームだな

 

そして、1時間弱かけてビールバーに到着した

 

ただいま。

 

言えなかった、

言いたかった言葉

 

これでもかってくらい

言ってやるんだ

 

 

ただいま。

 

帰ってきたよ。

 

 

聞けなかった、

聞きたかった言葉

 

これでもかってくらい言わせてやるんだ

 

 

おかえり。

 

 

集まってくれたみんなホントありがとう

 

ほんとは女の子が一人もいなかったのが

悲しくて悲しくて

もう一回帰国やり直そうかなって実は

思ってたとか言わない、言わないｗｗｗ

 

―――

 

帰国してもう一週間が経とうとしてる

 

人並みな感想を言えば、

街の人はみんな同じに見えるし

燃え尽き症候群な感じが否めなし

ファンタオレンジは海外のより色薄いし

飯はどれ食っても美味いし

 

つか、バックに鍵掛けないで歩くのがまだまだ不安だけど

 

急速にそんな日本に

馴染んでく自分がいる

 

でも、そんなことはどうでもいいんだ

ホントに書きたいことはこっから始まる。

 

自分の考えが浅はかなのは

よくわかってる

それは理想論かもしれない

でも、やっぱり最後だから

思ってること書きたい

 

先日ＦＢに一つのタイムラインが流れた

それは、

日本に急速に馴染んでいく自分には

余りにも衝撃的な内容で、

 

正直、このブログの最終回もおちゃらけて

日本サイコ～いって終わらせようって思ってたけど、

そうはいかくなるくらい、僕にとってそれは、深刻で・・・

 

僕は一端の旅行者にすぎなかったし、

彼女のような関わり方をしてきたわけではないけれど、

それでも、一年弱も旅してれば、見たくないもの

それなりの数を見てきたわけで

 

でも、そのどこの国にでもある景色が

当たり前になっていくと、もうそれがおかしいことに

気づけなくなってくわけで・・・

 

昼間から、お土産物を売り歩く10歳の少年

市場で使えそうなごみをあさる兄弟

スーパーマーケットより安く売ってる路上のコーラ

毎日、何処からか誰かに運ばれてくる動けない物乞いのおじいちゃん

 

搾取の現状は僕らただの旅行者だって

嫌ってほど目の当たりにするのに、

そんなことを気に留めてる旅行者なんて

僕が見てきた中じゃ皆無で、誰も彼もが無関心だった

勿論、僕も含めてだ

 

誰も、それが僕ら先進国と呼ばれる国にも

問題や責任があるってわかってない

いや、たぶんホントはわかってるんだと思う

みんな、そんな馬鹿じゃないから

でも、わからないふりをしてんだ

だって、それは、僕ら個人じゃ

どうしようもできないことだから(ってみんな思ってるから)

 

無関心も無知もかわりなんかない、そう思う

 

もうずいぶん前、学生の頃一冊の本を読んだ

『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』

 

経済成長の限界と、それによって生じる

採取の現実について反響を呼んだ一冊(だった気がする)

当時の僕には重っ苦しくて、内容のほとんどを覚えてないけど

 

冒頭のタイタニックの話だけちょっと覚えてる

 

タイタニックって大きな船では一人ひとりに

仕事って言う役割が与えられている

 

みんな仕事をすればご飯も食べられて

寝床にも困らない

 

でも、ある日このまま操縦を続ければ

タイタニックは氷河にぶつかってしまう事がわかった

 

でも、現実主義者たちは、ぶつかるかわからない

氷河よりも、目の前の仕事を選んでタイタニックは

どんどん氷河に突き進んでく

 

氷河を回避するにはタイタニックを止める

つまり、彼らが仕事をすることを辞めるしかないのに

辞めることが出来ないと

 

たぶん、こんな感じの話だったかな

間違ってたらごめん、なんせ、だいぶ前の話なんで・・・

 

きっとこれも同じようなことなんだなって思った

 

見たくもない現実から目を背けて

自分にとっての現実はそこにはないって考えが辞められない僕ら

 

世界が変わるんなんて誰も本気で

そんな事思ってるわけじゃないと思う

ぼくだって、そう思う

それでも、何かを否定するように

考えるよりも先に僕の指は動いていた

世界は変えられるよ。

 

 

思わず、書いてしまった言葉。

 

根拠なんてどこにもない。

もしかしたら、諦めてる自分自身に対する

願望や抵抗のようなものなのかもしれない。

 

ただ、思ってほしくなかったから。

 

わたしは世界を変えることが出来ない、と。

 

その後に書かれてる2行がとてもとても心強く見えた

だから、尚更思って欲しくなかった

 

 

ありがとうこんな投稿をしてくれて

日本に帰ってきて押し寄せる現実に

嫌でも馴染んでいくしかない中、

ちょっとでも勇気をもらえた

 

日本に帰ってきて、僕はまた仕事をするし

それはどんな形の仕事であれ、

どっかの誰かの何かを搾取し、

僕も搾取される側に立つのだけれど

 

そういうほんとに考えなきゃいけない問題に

無関心になりかけてた僕に気付きを与えてくれて

 

僕が旅をする理由はきっとここにあったはずだ

 

パレスチナで嫌ってほど

みんなの願いが同時には叶わないってことを

思い知らされても、

 

アラブの春以降も慢性的にデモが続く

エジプトに明るい未来なんてないんじゃないか

って思い知らされても、

 

世界のどっかの片隅では

今日も大麻が吸われて、

人が売られ、権利のない労働を強いられ、

搾取が終わることはないかも知れないけれど、

 

 

 

それでも

 

 

僕たちは世界を変えることが出来る力がある

 

僕は、そう思いたい

いや、思ってないとだめだと思うんだ

 

 

 

 

ねぇ、みんなどうおもう？

 

 

 

 

今までご愛読ありがとうございました。

最後まで気に入った文章は書けなかったな(笑)

さて、最後にワンクリックお願いします！！

あと、激励のコメントもお願いしますね(笑)

にほんブログ村

スマホの人はこちら↓

にほんブログ村 世界一周

2014

03/21

CATEGORY

感情諸々

TAGS

帰国
世界一周

コメントを書く